見どころはたくさんあります。アクセス方法や時間は別章で記載しますが、到着してから一通り見終わるまでに、2時間半かかっています。
近い場所ではないので、できれば少し長い時間取れる日に行かれることが良い神社だと感じます。当記事でできるだけ効率的に、本当に見たいスポットを選択して行かれると
もっと短い時間でも回ることができると思います。
当記事は2つに分かれています。この記事では、貴船神社の概要を以下のポイントでお伝えします。
ポイント
沢山の見どころを取り上げます。興味あるパワースポットを選択してお参りください
どんな理由で恋愛パワースポットとして認められていったのか?
『貴船神社|人気急上昇のパワースポットになった理由』については、以下の記事でご説明しています。
見落としてはいけない必須の開運パワースポットについて記載していきます。
本宮内
御神水
- 自ら活動して他を働かしむるは水なり
- 常に進路を求めて止まらざるは水なり
- 自ら清くして他の汚水を洗い清濁併せ容るるの量あるいは水なり
- 障害に逢い激しくその勢力を百倍にするは水なり
- 洋々として大洋を満たし、発して蒸気となり雲となり雪と変し霧と化し疑っては玲ろうたる鏡となる、而もその性を失わざるは水なり
「水」の性質やパワーなどが凝縮して説明されています。「水」は日常身近に存在する空気と同じようなものだと接していますが、「水」の価値や有り難さを感じます
御神水を入れるボトルも販売されています。持ち帰り用ですね。そのつもりがあるようでしたら、空のペットボトルを1つ持参されるのがよろうしいかと思います。
「貴船神社|水占いができる神社で最も当たると評判の理由」については、以下をご覧ください。
詳しくはコチラ
絵馬発祥の社
貴船神社には、歴代天皇から日照りのときには、「黒い馬」、雨のときには「白い馬」または「赤い馬」をその都度捧げてご祈願されていました。
平安時代の「類聚符宣抄」には時として、生き馬に代えて「板立馬」を方法したと記載があります。
この「板立馬」こそが現在の絵馬の原型と言われています。
神社に奉納された馬のことを「神馬(しんめ)」と呼んでいます。古来、馬は神様の乗り物とされてきたので祈願の際には生きた馬が奉納される習慣がありました。
生きた神馬がいるのは、伊勢の神宮はもちろんですが、みたことはありません。みたことのあるのは、京都なら上賀茂神社、東京神田明神くらいです。
多くの場合には馬の像が境内に奉納されていることが多いです。
ただし、この貴船神社の馬の像は躍動感があり、筋肉の盛り上がりが行きている馬のように感じられる素晴らしい作品が奉納されています。
御神木(桂)
貴船神社は古くは、「気生嶺」「気生根」とも書かれていた。大地のエネルギーが生じる山、気の生じる根源という意味。
神道では体内の気が衰えることを「気枯れ(けがれ)」といいます。
貴船神社に参拝する方々は、御神気に触れ、気力の充実することから運氣発祥(開運)の信仰が篤い。
この桂は樹齢400年、樹高30メートル根本から幾つもの枝が天に向かって伸びています。
これは、御神気が龍のごとく大地から勢いよく立ち昇っている姿に似て貴船神社のご神徳を象徴しており、御神木たる由縁です。
本宮、奥宮、結社にも桂の大木があります。
天津磐境(あまついわさか)
重森三玲により1965年(昭和40年)に作庭された石庭“天津磐境”(あまついわさか:古代の人々が神祭りをおこなった神聖な祭場)
写真の通り、「神が宿る列石」という感じ。
実際にここで祭祀が行われていた訳じゃないのでこれは「天津磐境」というよりも「石庭」と呼んでおきましょう。
「石庭」としては貴重で、貴船川から産出する貴船石は、緑色や紫色をした美しい水成岩(堆積岩のことです)。
庭石、盆栽石の名石として、その数も少なく、珍重されています。
この庭は、貴船名石保存のため、すべてを貴船石で石組されているのが特徴で、庭全体が船の形になっています。
中央の椿の樹を船のマストに見立て、神が御降臨になる樹・神籬(ひもろぎ)でもあります。
奥宮の手前
御神木(相生の杉)
同じ根から2本の杉が生えているそうです。樹齢が1000年!?「相生」は「相老」に通じ、夫婦ともに長生きすることにつながる開運スポットです。
自然の力の雄大・壮大さには驚きますね。
つつみゲ岩
奥宮から結社の中間にあります。高さ4.5m 重さ43トンとの説明書きがありました。
想像がつかないレベルの大きさの岩です。枕状溶岩とのことですから、火山の爆発と関係していると想像されます。
人間の力では動かしようもない巨大な岩に対して、畏敬の念と物語りを合わせて神格化してきたのでしょう。
理論ではなくこの巨大な岩の前に立つと地面から足先を通って頭の先に電流のような気というようなものが流れるのを確かに感じます。
思い川
和泉式部は、離れてしまった夫の心(当時の通い婚形式では夫が自分のところにきてくれないという状況にあり、夫の気持ち)をとりもどしたくて、
貴船神社で願掛けをします。
これは事実そうだったのだと思います。
もの思いをしていると、沢の上を飛ぶ蛍が、まるで我が身から抜け出た魂のように見える、という意味でしょうか。
「もの思い」は、現在の夫のことではなく、それ以前に叶わう恋に落ちてお相手が早く亡くなられたため、そのことを思われているのだと理解しました。
現在の夫がいながらも過去の叶わぬ恋相手のことを思い、蛍がアテなくさまよう自らの魂のように感じる、と。
すると社殿の中から、返歌が聞こえてきたのです。
奥山で飛び散るように流れ落ちるこの貴船川の激流が、玉となり散るように、そんなににも深く物を思いつめないでください、と。
ほどなく願いが成就し、元通りに夫はまた通ってくれるようになったとのこと。(もっと状況は複雑だと思いますが簡潔にまとめてしまいました)
この和歌を詠んだ場所に『思ひ川』と書かれた橋が架かっています。当時は現在の奥宮が本殿だったのでその参道途中の身体を清めるための川がここだったのでしょう。
ポイント
このエピソードは、広く知られ、貴船神社の恋愛パワースポットの名声を高めました
奥宮
奥宮の御本殿
パワースポット中のパワースポットです。心を込めてご参拝ください。
このご本殿の真下には「龍穴(りゅうけつ)」と言われる大きな穴が空いています。
その上に社(やしろ)が創建されました。
龍穴は人目を忌むべき神聖なものから、誰も見ることが許されていません。
御船形石
「貴船神社|人気急上昇のパワースポットになった理由」 でも記載しましたが玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗った黃船が到着した場所に創建されたという御鎮座伝説が伝わります。
人目に触れぬように石で包み囲んだと伝えられ、今も苔むして奥宮本殿の側に祀られています。
奥宮と御船形石は、ユーチューブの動画を添付しましたので、ぜひご覧ください。
奥宮の周囲
御船形石の周囲
結社(恋愛パワースポット)
天の磐船
船の形をした石は、“天の磐船(あまのいわふね)”と呼ばれる自然石。
船は重要な交通手段であり、人や文化を結びつける大切な役割があり、
それは即ち「えんむすび」につながるものでした。
貴船の山奥で見つけられたものですが、大きさといい、形といい、「舟」を連想させるものですね。
重量はわからないのですが、この場所まで移動させたことも大変な労力だったことでしょう。
結び文
ポイント
インスタ映えもしますし、恋愛パワースポットである結社での最大のイベントですので気持ちを清浄に保ちお参りください
簡単な流れ
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- 本宮で200円を納め「結び文」に願いを書き入れます
- 最初に奥宮に参拝して戻る途中で結社に寄ります
- 御社殿の右側にある納めどころに結び納めてお参りします
『貴船神社|人気急上昇のパワースポットになった理由』については、以下の記事でご説明しています。
所要交通時間など、旅行に組み入れる際の参考時間も上記記事の中でご紹介しています。