ことわざの「三人寄れば文殊の知恵」は、皆さんがご存知ですよね。
その文殊は知恵(智慧)を司る文殊菩薩(もんじゅぼさつ)を指します。
この文殊菩薩が祀られるパワースポットが「日本三文殊」と言われています。
丹後の切戸文殊(智恩寺、京都府宮津市)
大和の安倍文殊(安倍文殊院、奈良県桜井市)、
出羽の亀岡文殊(大聖寺、山形県高畠町)
の3ヶ所です。どこも東京からは遠いです。でも行ってみたい場所がまた増えました。
ご本尊
文殊菩薩
・秘仏とされ、正月三が日、1月10日、7月24日の年5日のご開帳
・文殊菩薩の智恵とは、多くの人々の悩みや苦しみを解き安心に導くもの
御朱印
天橋山(てんきょうざん)智恩寺
「文殊大士」と真ん中に書かれています。
見どころツアー
智恵の輪
航海の安全に備えた「輪灯籠」で、1700年代には既に存在していた。
この近辺が宮津湾の内海と外海への観光ボートの発着地になっています。
数件の観光ボート屋さんが連なり客の呼び込みに奔走されていました。
好天だったこともあり、私達(家内と私)もこのボートに乗りました。
天橋立を外海から眺める光景は絶景と気持ちいいのひと言です。
三門
『黄金閣(おうごんかく)』と称され、建立されるにあたって後桜町天皇より頂いた黄金が名前の由来です。土産物屋さんが立ち並ぶ参道の突き当りにどっしりと構えていて周辺ギリギリまで商店が迫ってきていて、窮屈な感じが否めません。
注 後桜町天皇第117代天皇(在位: 1762年9月15日- 1771年1月9日)。
第115代桜町天皇の第二皇女。異母弟に第116代桃園天皇。現在、皇室史における最後の女性天皇
文殊堂
ご本尊の文殊菩薩がお祀りされています。
元々は鎌倉時代の建立。その当時の参詣者が書いた文字が残っているそうです。
それを江戸時代に宮津城の城主によって改築されました
鉄湯舟(てつゆぶね:重要文化財)
現在は智恩寺で参拝者の手水鉢として使用されていますが、元は湯船だったものです。
作られたのは鎌倉時代
多宝塔(重要文化財)
室町時代建立の多宝塔としては丹後地方唯一のものです。
中央には大日如来が安置されています。
雪舟筆、国宝『天橋立図』にもその姿を伝えています。
吉祥弁才天
桃山時代の建立
扇子型のおみくじ
おみくじが扇子のカタチになっていました。
こちらは、「大吉」ですね。小さなものです。これがおみくじ掛けとして木にくくりつけているものでした。
アクセス
住所 : 京都府宮津市字文珠466
電話 : 0772-22-2553
天橋立駅から徒歩5分
地図