行願寺ホームページおよび境内掲示板から
https://kaudau.jp/about#index_id0
霊麀山行願寺と号する天台宗の寺院で、西国三十三所観音霊場の第十九番札所です。
寛弘元年(1004)に行円上人によって、一条小川(上京区)に創建されました。
子を孕んだ母鹿を射止めてしまったことを悔いた上人が、常にその皮をまとって鹿を憐れみ、人々から皮聖(かわひじり)と呼ばれていたことから、
革堂(こうどう)と呼ばれるようになりました。
以後、人々からの厚い信仰を受け、町堂として大いに栄えたが、度々の災火により寺地を転々とし、宝永五年(1708)の大火の後、当地に移されました。
現在の本堂は、文化十二年(1815)に建てられたもので、堂内には行円上人の作と伝えられる本尊千手観音像を安置しています。
境内には、都七福神巡りの一つになっている寿老神堂をはじめ、愛染堂、鎮宅霊符神堂、加茂明神塔などがあります。
関東在住ながら「西国三十三所観音巡礼」を始めたいと思い立ちました。
関西方面に、気軽に行けるものではないこと、
車は運転しませんので、基本は公共交通機関を利用すること、
という制約があります。公共交通機関でのアクセスも紹介していこうと思いますので、先達の方々のご意見もいただけますと幸いです。
多分数年かかるだろうなぁ。。。と思いつつ巡礼開始しました。
概要
宗派 :天台宗宗派 天台宗
開基 :行円上人
御本尊 :千手観世音菩薩
創建 :寛弘元年(西暦1004年)
本尊真言 :おん ばざら たらま きりく そわか
ご詠歌 :花を見ていまは望みも革堂の 庭の千草(ちぐさ)も盛りなるらん
特徴 :西国三十三所で唯一の尼寺
御朱印とご詠歌
革堂(こうどう)と記載されています。
境内ツアー
写真の左端の社標にも「こうどう」(革堂)との表記があります。
正面の山門にあたる部分です。
赤い絨毯が引かれており、通り道を示しています。
立派な「西國十九番札所」の文字です。
ススキです。ご自由にお持ち帰りください、とのこと。
御朱印の日付からわかるように当日は、10月11日でした。
天候が良くて晩夏くらいの気温でしたが、ちょうどタイミングは秋。ススキが似合います。家から近ければちょうだいしてかえりたいと思ったくらいでしたが、諦めました。
藤袴祭
藤袴は京都固有種であり絶滅危惧種だそうです。名前で馴染みがあるのは、源氏物語の「藤袴」くらいでした。
「秋の七草の一つに数えられ、花の色が藤色を帯び、花弁の形が袴のようであることから、「藤袴」の名が生まれたと言われる」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
花を飾ると必ず人が集まってしまうので、幕で包み込む展示にしたとのこと。想像力で花を感じてください、ということでした。
来年は、幕が取り払われるように祈るばかりです。
都七福神巡りの一つになっている寿老人神堂
ご本堂(京都市指定有形文化財) – 宝永5年(1708)の大火を受けて現在にの地に移転し、文化12年(1815年)再建されたものです
鎮宅霊符神堂 – 鎮宅霊符神(北辰妙見菩薩)が祀られています
七福神像
鐘楼(京都市指定有形文化財) – 文化元年(1804年)再建
アクセス
丸太町駅(京都市営地下鉄烏丸線)より徒歩7分
神宮丸太町駅(京阪電車)より徒歩6分
地図
西国三十三 札所一覧
番 | 山号 | 寺号 | 通称/別称 | 札所本尊 | 開扉時期 | 宗旨 |
1 | 那智山 | 青岸渡寺 | 那智山寺 | 如意輪観音 | 年3回 | 天台宗 |
2 | 紀三井山 | 金剛宝寺 | 紀三井寺 | 十一面観音 | 50年毎 | 救世観音宗 |
(山階系単立) | ||||||
3 | 風猛山 | 粉河寺 | - | 千手観音 | 開扉なし | 粉河観音宗 |
(天台系単立) | ||||||
4 | 槇尾山 | 施福寺 | 槇尾寺 | 千手観音 | 常時 | 天台宗 |
5 | 紫雲山 | 葛井寺 | 藤井寺 | 千手観音 | 毎月18日 | 真言宗御室派 |
6 | 壺阪山 | 南法華寺 | 壺阪寺 | 千手観音 | 常時 | 真言宗 |
(豊山系単立) | ||||||
7 | 東光山 | 龍蓋寺 | 岡寺 | 如意輪観音 | 常時 | 真言宗豊山派 |
番外 | 豊山 | 法起院 | 徳道上人廟 | - | - | 真言宗豊山派 |
8 | 豊山 | 長谷寺 | 初瀬寺 | 十一面観音 | 常時 | 真言宗豊山派 |
9 | - | 興福寺(南円堂) | - | 不空羂索観音 | 10月17日 | 法相宗 |
10 | 明星山 | 三室戸寺 | 御室戸寺 | 千手観音 | 不定 | 本山修験宗 |
11 | 深雪山 | 醍醐寺(上醍醐・准胝堂) | - | 准胝観音 | 5月15日 – 21日 | 真言宗醍醐派 |
12 | 岩間山 | 正法寺 | 岩間寺 | 千手観音 | 不定 | 真言宗醍醐派 |
13 | 石光山 | 石山寺 | - | 如意輪観音 | 33年毎 | 東寺真言宗 |
14 | 長等山 | 園城寺(観音堂) | 三井寺 | 如意輪観音 | 33年毎 | 天台寺門宗 |
番外 | 華頂山 | 元慶寺 | - | - | - | 天台宗 |
15 | 新那智山 | 観音寺 | 今熊野観音寺 | 十一面観音 | 9月21日 – 23日 | 真言宗泉涌寺派 |
16 | 音羽山 | 清水寺 | - | 千手観音 | 33年毎 | 北法相宗 |
17 | 補陀洛山 | 六波羅蜜寺 | - | 十一面観音 | 辰年 | 真言宗智山派 |
18 | 紫雲山 | 頂法寺 | 六角堂 | 如意輪観音 | 不定 | 天台系単立 |
19 | 霊麀山 | 行願寺 | 革堂 | 千手観音 | 1月17日 – 18日 | 天台宗 |
20 | 西山 | 善峯寺 | よしみねさん | 千手観音 | 毎月第2日曜[48] | 善峯観音宗 |
(天台系単立) | ||||||
21 | 菩提山 | 穴太寺 | 穴穂寺 | 聖観音 | 33年毎[49] | 天台宗 |
菩提寺 | ||||||
22 | 補陀洛山 | 総持寺 | - | 千手観音 | 4月15日 – 21日 | 高野山真言宗 |
23 | 応頂山 | 勝尾寺 | 弥勒寺 | 千手観音 | 毎月18日 | 高野山真言宗 |
24 | 紫雲山 | 中山寺 | 中山観音 | 十一面観音 | 毎月18日 | 真言宗中山寺派 |
番外 | 東光山 | 花山院 | 尼寺のお寺 | - | - | 真言宗花山院派 |
菩提寺 | (御室系単立) | |||||
25 | 御嶽山 | 清水寺 | 播州清水寺 | 千手観音 | 常時 | 天台宗 |
清水さん | ||||||
26 | 法華山 | 一乗寺 | - | 聖観音 | 不定 | 天台宗 |
27 | 書寫山 | 圓教寺 | 西の比叡山 | 如意輪観音 | 1月18日 | 天台宗 |
28 | 成相山 | 成相寺 | 成相さん | 聖観音 | 33年毎 | 橋立真言宗 |
(高野山系単立) | ||||||
29 | 青葉山 | 松尾寺z | まつのおさん | 馬頭観音 | 不定 | 真言宗醍醐派 |
30 | 厳金山 | 宝厳寺 | 竹生島宝厳寺 | 千手観音 | 60年毎 | 真言宗豊山派 |
31 | 姨綺耶山 | 長命寺 | - | 千手観音 | 不定 | 天台系単立 |
十一面観音 | ||||||
聖観音 | ||||||
32 | 繖山 | 観音正寺 | 仏法興隆寺 | 千手観音 | 常時 | 天台系単立 |
33 | 谷汲山 | 華厳寺 | たにぐみさん | 十一面観音 | 不定 | 天台宗 |