新選組とのゆかりで有名な京都壬生(みぶ)寺の近くにあり、「元祇園」と冠された名称にも何やら歴史を感じる神社。御朱印にも力を入れられているようでしたので今回の京都神社寺院巡りに組み入れて参拝させていただきました。
どういう順番で御朱印・寺社巡りをしたのか
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19時「京菜味 のむら」で朝食
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29時50分 梛神社 ←この記事。10時5分まで滞在
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310時7分 新選組発祥、八木家中には入らず
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410時45分 下御霊神社
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511時前半 熊野神社
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611時45分 聖護院門跡
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712時 御辰稲荷神社
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812時20分 金戒光明寺
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913時 真如堂
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1014時 青蓮院門院
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1115時15分 知恩院
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1216時 円山公園・八坂神社
どんな神社で、お祀りされている神様(ご祭神)はどんな方でしょうか?
外観の上で最も特徴があるのは、元祇園 梛神社(もとぎおん なぎじんじゃ)と式内 隼(はやぶさ)神社、二つの本殿が横に並ぶ京都でも珍しい神社とうことです。御主神も2柱いらっしゃるということです。
それぞれ見ていきましょう。
元祇園 梛神社
御主神
素盞嗚尊(すさのおのみこと)
:荒神で病難・水難・火難を除去。稲田姫命との関係で縁結び、学業成就
配祀神
稲田姫命(いなだひめのみこと)
:縁結び、夫婦円満、金運上昇、開運除厄
宇賀御魂命(うがのみたまのみこと)
:何でも願いを受け入れる
下記を参照ください。
瓊々杵尊(ににぎのみこと)
:天照大神の孫。五穀豊穣、国家鎮護、家内安全、厄除
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
:国家鎮護、開運出世、縁結び、夫婦円満、安産、子育て
菅大神(すがおおかみ)
:菅原道真公のことと思われます。合格・学業成就
誉田別尊(ほんだわけのみこと)
:厄除、家内安全、交通安全、安産、商売繁盛、学業成就、五穀豊穣、殖産興業
下記を参照ください。
蘇民将来(そみんしょうらい)
下記を参照ください。
御由緒
864年(貞観6年)から富士山の大噴火、869年(貞観11年)には陸奥で大地震が起こり、津波によって多数の犠牲者が出るなど、社会不安が深刻化。
869年3月、京都に疫病が流行し、その悪疫を薙払い疫を鎮めるために、牛頭天皇(=下記にメモ書きあり。素盞嗚尊)を播磨国広峰より勧請して四条の坊城へ神輿を入れ奉られました。御霊会は疫神や死者の怨霊などを鎮めなだめるために行う祭でこの開催のための準備として行われたものです。
この地に数万本の梛の木があり、ここに居している者が神霊(神輿)を朱雀大路に近い梛の林の中に置いて祭祀したことが梛神社の始まり。
現在の坊城通りの西隣が千本通り(朱雀大路)。
後に八坂の御遷座のとき、周辺住人は花を飾った風流傘を立て、棒を振り、楽を奏して神輿をお送りした。これが祇園会の起源ともいわれ、古来より祇園会(今の祇園祭)に傘鉾の役人は壬生村より出る定めになっていると伝えられています。
メモ
牛頭天皇(ごずてんのう)
・日本における神仏習合の神で釈迦の生誕地に因む祇園精舎の守護神。
・蘇民将来説話の武塔天神と同一視され薬師如来の垂迹であるとともにスサノオの本地(神の本来の姿)ともされた。
・京都東山祇園や播磨国広峰山に鎮座して祇園信仰の神(祇園神)ともされ現在の八坂神社にあたる感神院祇園社から勧請されて全国の祇園社、天王社で祀られた。
式内 隼神社
御主神
武甕槌神(たけみかづちのかみ)
:武運、健康、国家鎮護、殖産興業、安産
配祀神
経津主神(ふつぬしのかみ)
:開運出世、厄除、健康、夫婦円満、安産
塩土神(しおつちのかみ)
:殖産興業、交通安全、健康、安産
手力男神(たぢからおのかみ)
:家内安全、安産、厄除
御由緒
延喜式、式内社。
現在では、厄除の神、病気平癒の神として広く崇敬されています。
拝受可能な御朱印は?
2021年7月1日のコラボ御朱印の最新情報
「梛神社・八大神社 疫病退散祈願 コラボ御朱印」頒布
「素盞嗚尊[スサノオノミコト]」を共に祀る左京区一乗寺「八大神社」と「梛神社」では、祇園祭の時期にあわせ特別御朱印を奉製。
それぞれに御祭神が描かれ、両神社の御朱印を組み合わせると「八岐大蛇[ヤマタノオロチ]」が現れるコラボレーションの御朱印です。
本年は京の夏の風物詩である山鉾巡行や神輿渡御が行われない寂しい夏となりますが、疫病を鎮める神様として古来から信仰の篤いスサノオノミコト・ゴズテンノウについて、御朱印を通じ多くの皆様に知っていただき、また、祇園信仰の本義である「疫病退散」の願いを込め両神社で頒布いたします。
- 【頒布期間】令和3年7月1日~8月末日予定 ※奉製体数が無くなり次第終了となります
- 【社頭受付時間】両神社とも午前9時~午後5時
- 【奉製】見開きサイズ
- 【初穂料】1,000円
御朱印の拝受可能時間:9時から17時まで
拝受したのは以下の3種類になります。
その他、どのような御朱印が今拝受可能化が一覧化されており、非常に気遣いされていると感じました。
絵馬にはこのようなものがあります。
見るべきポイント
ご縁結びの梛の木
御神木の梛の木は針葉樹でありながら、広葉樹のような幅の広い葉を持ちます。葉の葉脈が縦に走っており、引っ張っても切れにくいことから、古来より「縁がきれない」「ご縁をむすぶ」縁起の良い木です。
住所や公共交通機関でのアクセス
住 所 京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町18-2
電 話 075-841-4069
交通通機関
市バス26・28「壬生寺道」下車すぐ
阪急「大宮」駅下車徒歩5分
地図