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池尻稲荷神社|東京世田谷区、枯れない薬水の井戸と蛇と狐さんの神社

池尻稲荷神社|東京世田谷区、枯れない薬水の井戸と蛇と狐さんの神社

地元の方々や遠方の方にも支えられている意外に広い神社さんです。桜で有名な目黒川散策のついでにちょっと寄って参拝してくるような神社です。

全国に30,000社あるといわれる伏見稲荷大社さんを頂点とする、身近な神社の代表格といえる「お稲荷さん」の1社です。

御祭神

  • 倉稲魂命 (うかのみたまのみこと) : 稲の精霊が神格化されたもので,五穀,食物をつかさどる
  • 稲荷大明神(いなりだいみょうじん):五穀をつかさどる倉稲魂命 (うかのみたまのみこと)と稲荷神が同一視されることから、総本宮の伏見稲荷大社を含め、多くの稲荷神社の主祭神

概要

江戸時代の初期、明暦年間(1655年〜1657年) – 池尻村、池沢村両村の産土神(生まれた土地の守護神を指します。その人の生まれる前から死んだ後まで守護する神様です)として創建され、以降村の共同生活と信仰の中心として現在に至ります。

古くから「火伏せの稲荷」、「子育ての稲荷」として霊験あらたかと伝えられています。

江戸から大山詣での人々が大坂(現在の旧山手通りと大橋の間の坂道)を下った道筋で道中の無事を願い、感謝する人々の信仰が篤く、水を求めて立ち寄った場所でもありました。

相模国(現在の神奈川県)にある『大山石尊大権現』(大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ))は博打と商売にご利益があるため、江戸時代には大勢の江戸っ子たちが参詣に押しかけていた。当時の江戸は100万人都市でしたが、20万人も参詣に出かけたと言われるほどに人気の娯楽であり、観光スポットでした。

御朱印

御朱印受付時間 : 10時から16時まで

見どころ

鳥居

この写真は、現在参拝するときのメインの入り口になる表参道一ノ鳥居で、国道246号線沿いにある鳥居です。旧大山街道に面した参道入口にも鳥居があります。

手水舎

手水舎の水は、境内にある「薬水の井戸」からの引き水です。

「神の道を信じ勤め、その病気の平癒を心に三度祈念し、神の道の薬としてして飲みほせば、薬力明神の力により病気立ち所に快癒す」と伝えられている明泉です。(神社の由緒書より)

拝殿

1930年(昭和5年)建立。木造流造。

御神木など

クスノキ

七夕でしたので、こじんまりと笹の葉に短冊が付けられていました。

ご本殿に向かって右側にある立派な建物が社務所になっており、こちらで御朱印が拝受可能です。

境内社 清姫稲荷神社

本殿に向かって左側に鎮座されているのが、清姫稲荷神社です。御神体が白蛇ではないかと伝えられています。
「ヘビ」は智恵の象徴であるため、「芸事や学業成就の神」として祀られています。(神社ホームページより

参拝時にも神職さんが境内の掃除をされていましたが、とても綺麗にされていました。この清姫稲荷神社さんも手入れされていて、境内社によくあるような荒れた感じが全くなく

清掃が行き届いており、清浄な感じを受け取ることができました。

境内社 水神社

「水の神様=蛇」として祀られております。
当神社境内の井戸水が涸れることなく湧き出ているのも「蛇神様」のお陰であると言っても過言ではありません。(神社ホームページより

一の鳥居から入ると最初に見えてくるのが、この水神社さんです。初めて行った数年前には、奥に長く広がる境内だと知らなかったのでコチラがご本殿なのかと思いました。

アクセス

東京都世田谷区池尻 2-34-15

東急田園都市線 「池尻大橋駅」 南口 徒歩5分。

少し歩くと、目黒川があり、上目黒氷川神社さんもあります。渋谷からも近いので以前は渋谷から歩いたこともあります。(江戸時代の大山詣の人々も当然そうだったのですが)

季節の良い頃には、散策にはちょうどいいコースになります。

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