こんな方におすすめ
- 参拝するために最小限の御由緒や特徴を知りたい
- 男女の関係で良いご縁を見つけたい
- せっかく参拝するのだから見ておくべきパワースポットや見どころを知りたい
- 集めている御朱印がどんなものか知りたい
どんな神社で、お祀りされている神様はどなたでしょうか?
宗像大社は、
- 福岡県宗像市にあり、宗像大社は、日本神話に登場する日本最古の神社の1つ
- 沖津宮、中津宮、辺津宮に分かれており、この三宮を総称して、宗像大社と呼びます
- 祀られている神様は全国に約6200社あり、その総本宮です
- 「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産の一つとして2017年(平成29年)に世界文化遺産登録
され、ますます人気が高まっています。
まだ沖津宮への一般人の上陸が許されていたときの再放送が2021年2月にテレビ朝日「旅サラダ」で放送されました。宮本亜門氏が神職とともに
沖津宮へ上陸している時間は神聖な空気がテレビ画面からも感じられるようでした。
宗像大社(中津宮、沖津宮遙拝所)についてはこちらをご覧ください。
宗像大社の御祭神は、天照大神が生んだ三女神で、沖津宮、中津宮、辺津宮にそれぞれ祀られ、この三宮を総称して、宗像大社と呼びます。
宗像大社 | 場所 | ご祭神 | 読み方 |
沖津宮 | 沖津島 | 田心姫神 | たごりひめ |
中津宮 | 大島 | 湍津姫神 | たぎつひめ |
辺津宮 | 九州本土 | 市杵島姫神 | いちきしまひめ |
場所の位置関係は以下の概要図をご参照ください。
実際に14km船に乗って大島に渡り、沖ノ島がかすかに見えましたが、その距離が48km
更にその3倍の距離を渡って、遣唐使の人たちは朝鮮半島に向かって行ったことを想像していました。
現場に行くことの実感と肌で感じる感覚は貴重なものです。
かなうお願い(ご利益)は何?
日本書紀には
と書かれています。これは、国家鎮護や皇室守護など広く日本を守り給えと祈願するものですね。
さらに、宗像三女神は聡明な女神様。
自信を高めるための引き金を引いてくれ、導いてくれます。男性を見抜く恋愛力(縁結び)を高めてくれるといわれています。
「日本書紀」の別な一書(あるふみ)では
古代より朝鮮半島との交流は行われており、本土から大島、沖津島そして朝鮮半島という直線が重要な海上交通の拠点として機能していたと思われます。
ここから海上交通・交通安全・芸の道の上達に願いがかなう(ご利益がある)と言われています。
祈願殿の前に広大な駐車場があり、交通安全祈願に多くの方々がこられているようでした。
こんなに広大な駐車場は初めてみました。自動車専用のお守りは宗像大社さんが発祥地です。
また、恋愛が実り夫婦円満の福徳がある御神木「相生の樫」があります。
人生儀礼、お忘れではありませんでしょうか? 前・本・後厄年などです。
見落としてはいけない必須の開運パワースポット
高宮祭場
拝殿右の「高宮参道」から5分ほど森の中を進む。
まずは、高宮祭場へと向かいます。このあとで、また戻ってきて、第二宮・第三宮を参拝に回ります。
少しずつ御本殿からは離れていますが、流石に案内がしっかりされているので安心して移動できました。
しばらく歩くと、石で囲われた所が幾つか見えてくる。
神社の社殿を設ける前に神霊の降臨を迎える施設として神籬(ひもろぎ)がありました。
写真では分かりにくいですが、神を招くための木の周囲に玉垣をめぐらして注連縄で囲って神聖を保っています。
宗像三女神が降臨した場所、として伝わり超ド級のパワースポットです。
御本殿、拝殿(重要文化財)
参拝したのが2021年5月1日で月次祭の時間でした。神聖な空気感、いつ味わっても心が現れます。(毎月1日と15日の11時開始で、巫女さんの舞が見れます)
相生の樫
「高宮祭場」の方に行く途中にあります。
皆さん先を急がれているので半分くらいの方が見過ごしていました。
もったいない、、、せっかくの御神木に手を合わせパワーを頂かないのは、、、
神宝館(しんぽうかん)
沖ノ島神宝(8万点の国宝)を中心に、宗像大社に伝承されてきた重要文化財などが収蔵展示
沖ノ島は、2018年以降は一切上陸が禁止されていて、冒頭のテレビ番組はそれ以前に許可を得て上陸した貴重な映像でした。
1954年(昭和29年)から1971年(昭和46年)にかけて三次にわたる発掘調査が実施された。
古代祭祀跡から約8万点の祭祀遺物が出土した。全てが国宝に指定されていて「神宝館」に多くが展示されている。
学術調査されたのは祭祀遺構全体の3割に過ぎず、多くは手付かずの状態で残っていることから、沖ノ島は「海の正倉院」と称される。
この写真ももちろん、国宝の「須恵器壺」です。これだけのかずの国宝が一同に並べられている姿は圧巻ですし、他では見れない光景です。
以下の本でも紹介されていました。
いただける御朱印は?
御朱印帳も新調しましたので手元にあります。
場所や公共交通機関でのアクセス・行き方をご紹介
当初の予定は、
- 博多で宿泊して翌早朝にホテルを出発し
- フェリーで大島に渡り
- 宗像大社沖津宮遙拝所から中津宮参拝
- フェリーで本土に戻り
- 辺津宮参拝
を1日で巡る日程で予定していました。
ところが最新の天気予報が変化していて予定の日(2021年5月2日)は雨模様。前日(5月1日)は曇り、翌日に5月3日は快晴との予報。
急遽予定を変更して5月1日は宗像大社辺津宮、5月3日大島に渡って沖津宮遙拝所から中津宮参拝という予定に変更しました。
という前提で宗像大社辺津宮は福岡空港到着後、荷物をJR博多駅ロッカーに移動開始でした。
時間は気にせずに経路だけ記載すると、
福岡県宗像市田島 2331 (〒811-3505)
電話 0940-62-1311 FAX 0940-62-1315
(注意)西鉄バスは本数が少ないですが、1時間に1本程度です。私は10時40分くらいに東郷駅に着き、次のバスまで40分待ち。タクシー移動を選択しました
(所要時間は10分少し、料金は2000円弱)
この選択のおかげであまり気にせず行ったところ丁度月次祭が始まるところに間に合いました。お導きいただいたものと感謝しております。
深堀りコーナーではもっと深く解説します
目次1(2)「御由緒」の深堀り
以下のように日本書紀に書かれています。
気の荒かった素盞鳴尊(すさのおのみこと)は父の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の怒りに触れ、遠く根の国へ追われることとなりました。根の国は素戔嗚命の母がいる場所で会いたかったのです。
根の国に行く前に姉の天照大神に別れを告げに高天原へ赴きますが、その時に海原は荒れ轟(とどろ)き、山々が鳴り響きました。
天照大神は1500本もの矢を背負われて弟を待ち受けます。
素盞鳴尊は天照大神に根の国に行く前に会いにきたことを話しても疑いが解けません。
自分が男神を生めば潔白だとして、誓約(うけい:予め行為の善悪吉凶を想定しておきます。実際の結果に応じて「神意」を判定するという占いです)を申し出ます。
先ず、天照大神が素盞鳴尊の剣を噛み砕き、息を吹きかけると三柱の女神が生まれます。
これが宗像三女神の誕生となります。
次に、素盞鳴尊が天照大神の勾玉を噛み砕き、息を吹きかけると五柱の男神が生まれました。本文ではこの誓約の勝敗は明記されていませんが、最初の男神の名に正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊(まさかあかつかち)とあることから素戔嗚尊が勝利し、邪心のないことが証明されました。
天照大神の子
● 田心姫神 | たごりひめのかみ |
● 湍津姫神 | たぎつひめのかみ |
● 市杵島姫神 | いちきしまひめのかみ |
素戔嗚命の子
○ 正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊 | まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと 「おへそp95/p147」 |
○ 天穂日命 | あめのほひのみこと(出雲臣・土師連-はじのむらじ-等の祖神) P149 |
○ 天津彦根命 | あまつひこねのみこと
(凡川内値-おおしこうちのあたい-、山代値等の祖神) |
○ 活津彦根ノ命 | いつくひこねのみこと |
○ 熊野櫲樟日ノ命 | くまのくすひのみこと |
目次3.見落としてはいけない必須のパワースポットの深堀り
・第二宮(ていにぐう) 、ご祭神:田心姫神(たごりひめのかみ)
・第三宮(ていさんぐう)、ご祭神:湍津姫神(たぎつひめのかみ)
田心姫神は、沖津宮で湍津姫神は中津宮のご祭神です。実際には、沖津宮にはもう現時点では直接沖ノ島に上陸して参拝はできません。
中津宮とてフェリーで大島に渡る必要があります。やはり1箇所で済ませられるとありがたいですよね。
大島に行かれるにしてもやはりこの第二宮、第三宮は外せないですね
・末社
本殿を囲むようにして22の社殿に121の末社が鎮まっています。
645年(大化元年)の乙巳の変により即位した天智天皇は、翌646年(大化2年)新たな施政方針を改新の詔として示した。
改新の詔第1条は、土地や人民の私的所有・支配を禁止し、全ての土地・人民は天皇(公)が所有・支配する体制の確立、
すなわち私地私民制から公地公民制への転換を宣言するものでした。
ただし、「神郡」(しんぐん)と定められた地域のみ神社の所有が認められました。
神郡からの収入はその神社の修理・祭祀費用に充てられました。
全国の有力神社7社にのみ許され「八神郡」(はっしんぐん)と称されました。
何故この7社が選択されたのか理由をしりたいものです。
国郡 | 現社名 | 所在地 | |
伊勢国 | 多気郡 | 神宮(伊勢神宮) | 三重県伊勢市 |
(竹郡) | ① 内宮 | ||
度会郡 | ② 外宮 | ||
(渡相郡) | |||
安房国 | 安房郡 | ③ 安房神社 | 千葉県館山市 |
出雲国 | 意宇郡 | ④ 熊野大社 | 島根県松江市・出雲市 |
常陸国 | 鹿島郡 | ⑤ 鹿島神宮 | 茨城県鹿嶋市 |
下総国 | 香取郡 | ⑥ 香取神宮 | 千葉県香取市 |
紀伊国 | 名草郡 | ⑦ 日前神宮・國懸神宮 | 和歌山県和歌山市 |
筑前国 | 宗像郡 | ⑧ 宗像大社 | 福岡県宗像市 |
(宗形郡) |
目次5.場所や公共交通機関でのアクセス・行き方・注意点の深堀り
アクセスの計画と実際の課題点
ちょっと休日に数時間で行けるのか、かなりしっかり予定立てないと行けないかを私が計画した内容をお伝えして、
皆さんの参考になればと思います。
(九州圏の方にはマイカーで行かれる方が多いと思いますので車のナビの案内でご参拝ください)
当初の計画は、今回の福岡・宗像2泊3日のなか日(2021年5月2日)に一気に巡ろうとしていました。
06:17 JR博多駅発
JR鹿児島本線・門司港行 3番線発 13駅 570円
07:00 JR東郷駅着
07:11 東郷駅前(西鉄バス)発
14分 340円
07:25 神湊(西鉄バス)着
以下のフェリー乗船予定でしたので、バスが港に着いてから発船まで15分。大島現地での滞在可能時間は2時間の予定でした。
時刻表
便 | 船艇 | 大島港発 | 神湊港着 | 神湊港発 | 大島港着 |
1 | フェリー | 6:50 | 7:15 | 7:40 | 8:05 |
2
(*) |
フェリー
(しおかぜ) |
8:35 | 9:00
(8:50) |
9:25 | 9:50
(9:40) |
3 | しおかぜ | 10:15 | 10:30 | 11:15 | 11:30 |
4 | フェリー | 13:00 | 13:25 | 13:50 | 14:15 |
5 | しおかぜ | 14:40 | 14:55 | 15:30 | 15:45 |
6 | フェリー | 16:20 | 16:45 | 17:10 | 17:35 |
7 | フェリー | 18:00 | 18:25 | 19:00 | 19:25 |
- 乗船の予約はできません。先着順の乗船
- 地島航路のフェリー就航日の大島航路・第2便は、しおかぜで運航します
- 車両の予約は大島渡船ターミナル(電話 0940-72-2535)まで。
- 運航状況については九州のりものcomをご覧ください(外部サイトにリンクします)。
- 旅客運賃(片道)
大人:小学生を除く12歳以上。
小児:1歳以上12歳までの小学生。
注:ただし、大人に同伴する小学校就学前のお子さんは、 大人1人につき1人まで無料です。
運賃 | 大島から神湊 |
大人 | 570円 |
小児 | 290円 |
大島港でレンタサイクル借る予定で、大島港は10:15発=>神湊港着 10:30着
神湊港<徒歩あるいはレンタサイクルで移動>==>宗像神社御旅所(神湊港から徒歩4分)10:50くらいまで
宗像神社御旅所==>津加計志宮 (津加計志神社) 徒歩でも13分の距離
(最寄りは神湊バス停)11:20くらいまで徒歩、5/2(日)神湊バス停発 11:47- 宗像大社前着 11:58
宗像大社辺津宮発の西鉄バス
昼食の時間も考慮すると、15:31発、東郷駅15:44着が妥当だと判断
宗像大社前着 13:55 15:31
東郷駅着 14:08 15:44
アクセスのまとめ
実際には、天候悪化で想定の5/2はこの行動になりませんでしたが、早朝から移動すれば、公共交通機関だけで、中津宮、沖津宮遙拝所、辺津宮を1日で回れることが時刻表から検証できました。福岡近辺以外から宗像大社参拝を検討されている方のご参考になれば幸いです。
せっかくなので、高天気の日に大島に渡りたいと思い予定を変更しました。
実際に宿泊したことがあるオススメのホテルは。。。。
周辺のランチスポット
車(レンタカー)での移動ではありませんので、徒歩圏内のお店しか対象ではありません。
外見も綺麗だったので、「潮の里」でランチにしました。
あらの煮付けのある、湊(みなと)と天ぷらの 玄海 のセットにしました。値段はやはり観光地価格でしたが、内容はそこそこ充実していたことと、
店が清潔感があって気持ちよく食事できたので、OKとしましょう、って感じです。
<変更履歴>
2021/08/21 ランチスポット追加