こんな方におすすめ
- 日本には、神社やお寺はどのくらいの数あるんだろう?
- よくみかける神社、どんな神社なんだろう?
- どうして同じような神社がたくさんあるんだろう?
といった疑問をお持ちの方に数字を使ってご理解いただけるように説明したいと思います。
神社と寺院の数
神社 : 8万0000ヶ所
寺院 : 7万7000ヶ所
教会 : 5800ヶ所
都道府県別の神社と寺院の数(ランキング)
神社の数だけの比較でいうと、1位 新潟県 2位 兵庫県 3位 福岡県 ・・・・・・ 1位はかなり意外な感じです。
京都府は神社が多い印象が強いですが、全国順位では 18位に入っています・・・・・・ 大小・有名無名いろいろあるのであくまでも数だけの比較です
寺院の数だけの比較でいうと、1位 愛知県 2位 大阪府 3位 兵庫県・・・・・・・ 兵庫県は、神社も寺院もTop3に入っているのも意外です。
意外な数字が並んでいますので、ちょっと眺めているだけでも楽しいですから是非リンク先をご覧ください。
勧請について
本社の祭神を他所で祀る際、その神の神霊を分けたものを分霊(ぶんれい、わけみたま)と呼んでいます。
分霊を他の神社に移すことを勧請(かんじょう)と言います。
神道では、神霊は無限に分けることができ、分霊しても元の神霊に影響はなく、分霊も本社の神霊と同じ働きをするとされる。
このことから、全国に同じ神様をお祀りする神社が何社もできてくるという仕組みです。
代表的な勧請数
稲荷神社:伏見稲荷大社
京都の伏見稲荷大社を総本社とする稲荷神社は、農民層のみならず商工業者層、武士層へと浸透し、全国的に普及し、現在全国に約 3 万 2,000 社あり、全国で最も多く祀られているといわれている。
ほとんどの稲荷神社では社頭などに守護獣として狐形の像が置かれ、奉納された赤い前掛けをつけていることも多く、帽子を被っていることも多い。
狐は稲荷の神使であるが、俗に神そのものとも考えられている。狐の像は普通、雌雄一対となっている。
稲荷神社さんに行きますと、ほんとに多様な狐の像があります。陶器でできた小さいサイズから狛犬のサイズまで大きさも多種多様です。
伏見稲荷大社の御祭神は以下の五柱。
- 宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ) – 下社(中央座)
- 佐田彦大神(さたひこのおおかみ)- 中社(北座)
- 大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ) – 上社(南座)
- 田中大神(たなかのおおかみ) – 下社摂社(最北座)
- 四大神(しのおおかみ) – 中社摂社(最南座)
稲荷神は元来、五穀豊穣を司る神であったが、時代が下って、商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神としても信仰ささるようになった
八幡神社:宇佐八幡宮
宇佐八幡宮に発祥するとされる八幡神は武術の神として源氏一族をはじめ武人が広く尊崇。現在、八幡神社は全国におよそ 2 万 5,000 社祀られているといわれている
主祭神は以下の3柱。
- 一之御殿:八幡大神 (はちまんおおかみ) – 誉田別尊(応神天皇)とする
- 二之御殿:比売大神 (ひめのおおかみ) – 宗像三女神(多岐津姫命・市杵島姫命・多紀理姫命)とする
- 三之御殿:神功皇后 (じんぐうこうごう) – 別名として息長足姫命とも
神明社(伊勢神宮)
戦国末頃から伊勢の大神が各地に飛び移るという信仰により、各地に神明社が建設。現在、神明社は全国に約 1 万 8,000 社られているといわれている
天照大御神を主祭神とし、伊勢神宮内宮(三重県伊勢市)を総本社とする神社。神明社(しんめいしゃ)、神明宮(しんめいぐう)、皇大神社(こうたいじんじゃ)、天祖神社(てんそじんじゃ)などともいい、通称として「お伊勢さん」と呼ばれることが多い。
天神社:
太宰府天満宮、京都北野天満宮
菅原道真をまつる天満(天神)社は、道真への信仰は室町時代に全盛となり、広く天神講が普及。現在,天満社、天神社は約 1 万 500 社られているといわれている
太宰府天満宮は、菅原道真(菅原道真公、菅公)を祭神として祀る天満宮の一つ(天神様のお膝元)。現在、京都の北野天満宮とともに全国天満宮の総本社とされ、また菅公の霊廟として篤く信仰されている。
まとめ
いかがでしたでしょか?身近にある神社さんの系列はありましたでしょうか?
単純に、数だけを見ますと、神話国々の神社が少なく、東京も感覚以上に少ないですね。
幅広くいろいろな神社とご縁を深めることも素晴らしいことですし、私のように多くの神社や寺院、そこにいる方々とご縁を持ちたいと思っているものもいます。