大阪市浪速区敷津西にある敷津松之宮(しきつまつのみや)は、摂末社の大国主神社の方が有名で、
写真の横断幕にも目立つように記載されているように、「木津の大国さん」と呼ばれて親しまれています。
敷津松之宮(しきつまつのみや)の扁額(鳥居の上に付いている神社名称がかかれたもの)
敷津松之宮(しきつまつのみや)の社標
「木津の大黒さん」の横断幕
近辺の町名「浪速区大国」や大阪メトロの最寄り駅名「大国町駅」、道頓堀川にかかる「大黒橋」の由来になっている。
町や駅、橋の名前の由来になるのは住民から崇敬されている証拠ですよね。
あまり関東在住の私達には馴染みが無いのですが、大国主神社の「種銭(たねせん)」を持っていると、金運上昇!!と言われていて非常に有名です。
御祭神
主祭神
素盞嗚尊、大国主命
相殿神
事代主命、奇稲田姫命、少彦名命、八柱御子神
強烈な個性の持ち主スサノオノミコトとクシイナダヒメとの夫婦神
日本書紀ではその子神のオオクニヌシ(日本書紀のある書や古事記では六代目に誕生)は、スクナヒコナノミコトとともに国家を開発経営
コトシロヌシは、今宮戎さんでも祭神の「えべっさん」です。
御由緒
神功皇后が三韓征伐より帰朝し、住吉大社から敷津の浜を航行していると海岸に荒波が打ち寄せており、
渚に松を3本植えて、ここより潮が満ちないよう祈願し、その松の下に素盞嗚尊を祀ったのが由緒とされている。
摂社・大国主神社は延享元年(1744年)2月に神託があり、出雲大社の神を勧請して建立され
境内には木津川と現在の浪速区や大正区にあたる地域の開発に尽力した木津勘助(中村勘助)の像がある。
西成郡木津村の北部(関西本線以北)が大阪市へ編入された後、当社由来の「木津大国町」のほか、勘助由来の「木津勘助町」という町名も誕生している。
1980年(昭和55年)に現行町名に変更されるまで存在した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
木津勘助(中村勘助)の像
大阪七福神一覧
出典: 三善貞司 「大阪伝承地誌集成」 (2008)<=高校生のときの恩師です。
社寺 | 神 | 宗派 | 所在地 |
今宮戎神社 | 恵比寿神 | 神道 | 大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10 |
大国主神社(敷津松之宮境内) | 大黒天 | 神道 | 大阪府大阪市浪速区敷津西1-2-12 |
大乗坊 | 毘沙門天 | 高野山真言宗 | 大阪府大阪市浪速区日本橋3-6-13 |
法案寺 | 弁財天 | 浄土宗 | 大阪府大阪市中央区島之内2-10-14 |
長久寺 | 福禄寿 | 日蓮宗 | 大阪府大阪市中央区谷町8-2-49 |
三光神社 | 寿老神 | 神道 | 大阪府大阪市天王寺区玉造本町14-90 |
四天王寺布袋堂 | 布袋尊 | 和宗 | 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18 |
ご利益
金運上昇の 種銭(たねせん)のご利益はどこから出てくるパワーでしょうか。
1.種銭ですから、種火と同じように小さな火種から大火事にもつながる威力を持っていることと同じです。
お祓いを受けて清められた種銭はわずかな金額だけど、大きな金額に膨れ上がるパワーを秘めています。
2.主祭神が大国主命の金運アップのご神徳
縁結びだけではなく、福の神として商売繁盛のご神徳も強力です。
国道26号線からではなく、路地のほうから境内に向かうとこの敷津松之宮(しきつまつのみや)の鳥居が見えます。
手水舎で清めてから
狛犬さんたちに参拝のご挨拶をして。。。
御本殿への参拝です。
3.日出大国社(大国主神社、下の写真)
ご祭神:大国主命
なんと!御本殿の大国主命とはまた別に祀られているんです。
こちらの大国主命は日出大国神とも呼ばれていて、御朱印にもこちらの神様のお名前がかかれています。
国道26号線から神社境内に入っていくと正面に日出大国社があるため、こちらが主祭神のように見えます。
大国主命が2柱お祀りされているというそれだけでも強烈なパワースポットです。
狛鼠さんに参拝のご挨拶です。
4.大国様は、「ダイコク」という音から大黒天と習合したものです。また、元々のインドの大黒天が寺の台所の柱の側に金袋をもった像が安置されています。
日本の大国主命は袋を方にかけて旅をされたという外見上の共通点もあり、習合しました。大黒天は、財運福徳のご利益。
保管方法
拝受した際に神職さんに「財布に入れておいてくださいね」と言われましたので、ずっと財布に入れたままにしています。
参拝手順
神社参拝の基本の手順で良いと思います。
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1御本殿で、狛犬さんにご挨拶をした後、御本殿の神々に、ご自身の意思を表明します。最後にその意思を実現できるように手助けください、とお願いします。
御本殿には、コトシロヌシ(=エビス信仰の神)もいらっしゃいますので商売繁盛にご利益絶大な御本殿です。
大黒様がいらっしゃいますので
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2大黒様に二礼二拍手一礼で通常通り参拝。ご自身の気持ちで大黒様の額に自身の額をつけるとか、打出の小槌をなでるなどをする方もいるようです。
私は、大黒様は、打ち出の小槌を振るだけで財宝や食物を出すことができるので、打ち出の小槌には触れるようにしています。
step
3日出大国社への参拝
御朱印
まるでお坊さんのような風貌の神職さんが対応いただきました。炎天下の中での参拝でしたので、御朱印と種銭(たねせん)を拝受して心を込めて参拝してきました。
前回の参拝時の種銭拝受は拝殿の建物内スグ横でしたが、今回は写真の場所が御朱印を含めて授与所になっていました。
日出大国神 と書かれています。種銭と並べて写真を撮ってみました。
アクセス
住所 : 大阪府大阪市浪速区敷津西1丁目2−12
電話 : 06-6641-4353
地図