こんな方におすすめ
- 大神神社には本殿がないそうですが、どのような理由からでしょうか?
- 御祭神は大国主命とも聞きますが正しいのでしょうか?どのような御祭神でどのようなご利益があるのかを教えて欲しい
- どうしてお酒の神様といわれているのでしょうか?
- 起業して人生の勝負をしてみるんだ!という方
- 大きな仕事を前に、英気と運気を向上させたい方
どのような神社なのでしょうか
大神神社には本殿がない。聖なる山と仰がれてきた三輪山そのものが御神体だからです。
原初の神まつりの形態を維持しており、日本最古の神社とも言われています。
神話にみる御祭神と御神徳
「古事記」
「古事記」によれば、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れ、
国造りを成させるために「私を倭の青垣、東の山の上にまつれ」と三輪山に祀れることを望んだとあります。
「日本書紀」
「日本書紀」八岐大蛇退治 第八<一第書六>では、
一緒に国造りをしてきた小彦名命(すくなひこなのみこと)が別な場所に去ってしまった後、
大国主命が「今この国を治めているのは自分だけだ、私と一緒に天下を治めるべき者はいるんだろうか?」
と言うと
「もし私がいなければ、おまえはどうしてこの国を平定することができただろうか?私がいたからおまえが大きな仕事を成し遂げたのだ」と言われ、
大国主命が「あなたはどなたですか?」と尋ねた。
「私はお前の幸魂、奇魂である」と答え、いまからどこに住むのかを聞いたところヤマトの国の三諸山に住もうと思うと回答され、それが今の大三輪山です。
大国主の国造りは三輪山に神が鎮座することで完成する。
その後、疫病が多く流行り人がたくさんなくなったとき、崇神天皇が夢枕に大物主大神を篤く祀るようにとの大物主神のお告げを聞きます。
夢の通りお祀りする人を探して、三輪山に三輪の大神をお祀りすると疫病が治まったことも記されています。
現在もあらゆるものの守護神として崇敬されています。
本殿がなく拝殿の後ろに三輪山が控えていて、大神神社拝殿の奥は禁足地として普段は神職さえ足を踏み入れない神聖な場所です。
三ツ鳥居(みつとりい)
実際には、拝殿と禁足地との間には結界として三ツ鳥居(みつとりい)と瑞垣があるそうです。
ご祈祷を申し込み、拝殿にあがると祭祀が行われていないときであれば、三ツ鳥居は案内していただけるそうです。
大神神社でのご祈祷、お願いしてみたいものです。次回行ける機会と時間があればお願いすると思います。
さて、この鳥居は明神型の鳥居を横一列に三つ組み合わせた形式で「三輪鳥居」とも呼ばれています。中央の鳥居には扉があり、
三輪山を本殿とすれば、三ツ鳥居本殿の御扉(みとびら)の役割を果たしていると言えます。
現在の拝殿は1664年、徳川四代将軍家綱公によって再建されたものです。国の重要文化財に指定されています。
写真は、檜原神社で見える三ツ鳥居です。どうようの三ツ鳥居があるのだと思っています。
檜原神社においても、三ツ鳥居をとおして三輪山を拝む形式になっておりますので大神神社と仕組みは同じです。
お酒の神様と言われている理由
「日本書紀」
「日本書紀」第五巻、崇神天皇において、
高橋邑たかはしのむらの活日(いくひ)を、大物主大神に捧げる神酒(みき)を司る人とした。
天皇は祀りの宴を楽しんだ。
この日、活日は御酒を天皇に奉り、歌を詠んだ。
「コノミキハ、ワガミキナラズ、ヤマ卜ナス、オホモノヌシノ、力ミシミキ、イクヒサ、イクヒサ」
この神酒は私の造った神酒ではありません。ヤマトの国をお造りになった大物主大神が醸成された神酒です。いく久しく栄えよ、栄えよ。このように歌って神の宮で宴を催された。
この事以降、杜氏の祖先の活日を祀る活日神社がある。
商売繁昌、開運出世、起業成就など、会社を経営するという観点での運気が非常に高まる場所である。農業、工業、商業などのあらゆる業種にご利益がある。
また、もっとひろくあらゆるものの守護神として崇敬され、ご利益があると考えられています。
拝受可能な御朱印は?
どういう順番で御朱印・寺社巡りをしたのか
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11日目、9時過ぎ JRまほろぼ線三輪駅着
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29時15分 三輪坐恵比須神社
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39時25分 琴比羅神社
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49時38分 大神神社 二の鳥居 ←ココです
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59時40分 大神神社 拝殿 ←ココです
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610時20分 狭井神社
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710時40分 ランチ山辺の道 花もり
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811時45分 檜原神社
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913時25分 橿原神宮
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1015時16分 飛鳥寺
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1115時30分 飛鳥坐神社
スケジュールについてのまとめと反省は、欲張り過ぎました。折角の大神神社と狭井神社への参拝なのでもっとゆっくりすれば良かったかと思いました。
ならの自然の中をのんびり歩くことの気持ちよさ、当時の方々が見ていた景色とそれほど大きくは変わってないと思われる場所もかなりありましたので貴重な経験になりました。
大神神社と狭井神社は抜群の景色でした。またほんとに行きたくなる場所です。オススメです。
住所や公共交通機関でのアクセス
住 所 奈良県桜井市三輪1422
電 話 0744-42-6633
授 与 所 8時半から16時半まで
地図