こんな方におすすめ
- はじめての出雲大社、どのような順序で参拝すると縁結び(男女間・仕事の関連する方々とのご縁)のご利益が最大化されるのか知りたい
- 数々のパワースポットや見どころがあると思います。短い旅の期間なので効率よく、確実に見落とさないように記憶に刻んでおきたい
大国主大神は “えんむすび” の神として人々に慕われています。
この“縁”は男女の縁だけではなく、友人との“縁”、ビジネスにおける取引関係の“縁”、職場の上司や同僚との“縁”、すべて生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための
貴い結びつきです。
長い歴史の中で、代々の祖先の営みを常に見守られ、目に見えないご縁を結んで下さっているのが大国主大神様です。
チェックリスト
- 1ヶ月以上かけて旅行計画を立て、その多くの時間を出雲大社での時間の使い方を検討しました
- 2020年の「東京国立博物館」で開催された「出雲と大和」展以降、関連書籍や雑誌、紹介サイトなども参考に勉強を重ね、いざ、旅行へ、ということになりました
- もう他の資料は見なくても良い、という「決定版」として取りまとめることにしました
スタート地点を間違えないように
下の地図をご覧ください。出雲大社の鳥居は全部で4つあります。
一の鳥居は一畑(いちばた)電車「出雲大社前駅」を起点にすると、出雲大社御本殿とは逆の方向にあります。
駅前からも見えるくらいの場所にあります。23mの大鳥居をくぐり、神門通りを歩きたいですね。
面倒でも一の鳥居まで歩いて脱帽一礼して鳥居をくぐってください。
ここ、一の鳥居が出雲大社詣でのスタートです。いきなり二の鳥居を目指さないでね。
一畑(いちばた)電車「出雲大社前駅」
一畑(いちばた)電車「出雲大社前駅」前からみても十分に見えるくらいの距離に一の鳥居があります。
平成31年4月に終了した平成の大遷宮を機会に町並みは整備されました。
バスが通るとちょっと狭い道な感じはあるものの、キレイに舗装されたまだまだ新しい道を歩きます。
堀川にかかる「宇迦橋」のたもとにそびえ立ちます。
23mの大鳥居、一の鳥居。真っ白に輝いて見えました
御本殿の前に行くべきところ
稲佐の浜
一の鳥居から松並木が朝の日差しを和らげてくれるなか、「出雲大社前駅」を超えて二の鳥居に向かいます、が、そのまま入らないでください。
まずは、下の地図にあるように「稲佐の浜」。
あとから大きなご利益を頂戴するために、「稲佐の浜」を目指します。本数は少ないですがバスも走っています。
時期によりますが、真夏じゃなければ十分に歩いていける距離ですので歩きましょう。
「神迎の道」がありますのでそのルートをそのまま歩くのも興味深い経験だと思います。
稲佐の浜に到着です。弁天島が見えます。
やりたいことは砂浜の砂を持ってくることです。ビニール袋、私はジップロックを持っていきました。必須です。
ここは国譲りの交渉が行われたとても貴重なスポットですのでそういう意味でも行っておきたい場所です。元の二の鳥居を目指して歩き始めます。
出雲大社摂社 上宮(かみのみや)
細い路地のような通りに「出雲大社摂社 上宮(かみのみや)」があります。ここは必見です。
よく知られているように、旧暦10月は神無月と言われて全国の八百萬の神々が大国主大神の許に集まります。
出雲ではこの月は「神在月」と呼びます。
この上宮において生きとし生けるものの幸福と社会の繁栄の「縁」を結ばれる神議(かむはかり)が行われます。
勘違いされるのですが、八百萬の神々が議論する場所は、上宮であって、出雲大社の御本殿などではありません。
東西の十九社(じゅうくしゃ)という場所がありますがそれも宿泊施設で神議の会場ではありません。
神在月の神事
・【毎年 旧暦10月10日】2023年11月22日(水)19時~「神迎祭(かみむかえさい)」
稲佐の浜で行われます。神様が集まられますと、浜から出雲大社への「神迎の道」を行列が続きます。
この後、出雲大社神楽殿において国造(こくそう)以下全祀職の奉仕により「神迎祭」が執り行われます。これが終わると、神々は宿社である東西の十九社に鎮まられます。
・【毎年 旧暦10月11・15日・17日】2023年11月23日(木)・27日(月)・29日(水) 神在祭
生きとし生けるものの幸福と社会の繁栄の「縁」を結ばれる神議(かむはかり)が行われます。上述の出雲大社の摂社「上宮(かみのみや)」で、縁結びや来年の収穫など諸事について神議りが行われます。また、御宿社(神々が宿泊する宿)となる出雲大社御本殿の両側にある「十九社(じゅうくしゃ)」でも連日お祭りが行われます。
神々は、朝8時半くらいには十九社を出発されて、夜お帰りになります。
・【毎年 旧暦10月17日・26日】2023年11月29日(水)神等去出祭(からささで)
夕刻4時、東西の十九社にあった神籬が絹垣に囲まれて拝殿に移動されます。その後、1人の神官が本殿楼門に向かい門の扉を三度叩きつつ「お立ち~、お立ち~」と唱えます。この瞬間に神々は神籬を離れ出雲大社を去られます。
最初の参拝は御本殿ではありません
二の鳥居に戻ってきました。
祓社(はらえのやしろ)
一礼して通り抜けます。珍しい下っている参道(下り参道)を進むと右手に「祓社(はらえのやしろ)」があります。
出雲大社に参拝する人々は、まずここで身心を祓い清めます。
一番最初にご挨拶するのはここです。
住所・氏名を伝えて、御本殿に参拝にきたのでよろしくお願いします、ということを受付的に報告することが重要です。
そこそこ並んでいますが、通り過ぎてそのまま御本殿に向かわれる方も多いです。ご存じないので仕方ないですが、ここは必須です。
最初に祓い清めて、清められた身体で参道を進みたいところです。
基本的な参拝手順は間違えずにおこないましょう
出雲大社のお参りの仕方は、一般的な神社と異なり「二拝四拍手一拝」となっています。
(1)二度拝礼して (2)四回柏手を打ち (3)最後にもう一度拝礼します。(境内の全ての社も同様です。)
拝殿、御本殿前での参拝を済ませたら御本殿の裏手に回り込んでください。
参考
二拝四拍手一拝は、毎年5月14日には天皇陛下の大御使である勅使様をお迎えしての例大祭では、八拍手になるそうでその半分で済ませているが、通常の神社での
お作法よりも、2拍手分多いのは、「より神様を讃えている証拠」だそうです。
パワースポットは見えないものです
素鵞社(そがのやしろ):御祭神 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
天照大御神の弟神で、出雲国の肥河上での八岐の大蛇退治はあまりにも有名です。
また大国主大神の親神であられ、大神に国づくりの大任を授けられました。
御本殿の真後ろ、拝殿だけお参りしてもわかりません。見えないところにパワースポットは存在します。
注意ポイント
八雲山を抱えるように建っています。八雲山は禁足地で一般の人は入れないのですが、この素鵞社(そがのやしろ)の裏手に八雲山に触れる事のできる場所があります。
この写真は、素鵞社の床下には木箱が置いてありところです。
中には冒頭採取に行った稲佐の浜(いなさのはま)から持ち運ばれた砂が入っています。
ここ素鵞社で清められた御砂は、撒くと土地を清めるご利益があります。
先程、稲佐の浜で採った砂をここに供え、供えた分量の御砂を替わりにいただいて帰り、家の周囲など清め砂を巻くようにします。
しっかり正面からご挨拶しましょう
本殿西側の遥拝場。御本殿を囲む玉垣の西側に、本殿西遥拝場があります。御本殿の内部は、中央に心御柱(しんのみはしら)という太柱があり、
この心御柱を中心に時計回りに回って御神座に至る、独特な構造になっています。
その結果、御本殿内の御神座は実は正面ではなく西を向いているのです。
ここは大国主大神の正面に向かってお参りすることができる、隠れた貴重なパワースポットです。
神楽殿(かぐらでん)
最後に、日本最大級の大しめ縄 神楽殿(かぐらでん)へ移動です。
出雲大社の写真で最も有名な光景ではないかと思います。調べ始める前にはここが拝殿だと思いこんでいました。
神楽殿正面の大しめ縄は長さ約13m、重さ5.2tあり、日本最大級の大きさに圧倒されます。真下に入り込んで見上げるとその大きさと迫力に圧倒されます。
出雲大社では、古くから向かって左方を上位、右方を下位とする習わしがあるため、しめ縄のかけ方が一般的な神社と逆になっていることも特徴的です。
島根県立古代出雲歴史博物館も非常に興味深い展示があり楽しめました。
時間の許す限り滞在したいと感じました。
神社参拝の目的の1つ。いただける御朱印は?
伊勢の神宮とどうようにシンプルですね。美しい余白ですね。
御朱印帳が増えると置き場所に困りますし、満願になった御朱印帳がバラバラになったり虫食いになったりは避けたいですよね。それでこの桐の御朱印帳入れが活躍です。
住所や公共交通機関でのアクセス
住 所 島根県出雲市大社町杵築東195
電 話 0853-53-3100
交通通機関
地図
まとめ
多くの方々がそれほど深く知りたいと思われていない、という前提で最低限の意味合いと何をするのかを記載してみました。しかし、基本はこれで全て網羅しています。
もっと見どころ、見るところはありますが、約1日かけて回るのにこのくらいしか時間がありません。タイミングに応じて追加記事もUpするようにします。
地元の方々とは違い現地取材時間も限られた中で神社好きの旅行者として参拝しております。誤解や誤認があればご指摘いただけますと次回参拝の際にはより正しい方法で参拝できると思いますのでよろしくお願いいたします
出雲大社参拝、宿泊プラン 厳選5つ
しんじ湖 温泉のんびり派
松江を拠点にアクテイブに行動派
(わたしはコチラのホテルに宿泊。駅チカで便がよく、室内もとてもきれいで快適でした)
出雲大社に参拝がメイン
ゆっくりと旅を満喫
出雲大社に参拝がメイン
物部神社などより広範囲にアクティブに活動する派
たしか、、、わたしが泊まったホテルです。
半年前から検討をはじめてちょうど昨年(2020年夏)行くことにしました。
ホテルや旅館、食べるところなど綿密に検討した結果で広範囲に行動するために、駅から近くで泊まるだけのビジネスホテル系にしました。
飛行機を含めたツアーなら以下からどうぞ