京都 西国三十三霊場 関西

清水寺|西国三十三所 第十六番札所。御朱印や境内ツアー、アクセス情報

清水寺|西国三十三所 第十六番札所。御朱印や境内ツアー、アクセス情報

何度も参拝していますが、今回は、西国三十三所観音巡礼 第十六番札所としての参拝。

清水寺の歴史

清水寺ホームページから

音羽山清水寺の開創は778年。現代から遡ること約1200年前です。

大きな慈悲を象徴する観音さまの霊場として、古くから庶民に開かれ幅広い層から親しまれてきました。

古い史書や文学のなかには、多くの人々が清水寺参詣を楽しむ様子が描かれています。

京都の東、音羽山の中腹に広がる13万平方メートルの境内には、国宝と重要文化財を含む30以上の伽藍や碑が建ち並びます。

創建以来、10度を超える大火災にあいそのたびに堂塔を焼失しましたが、篤い信仰によって何度も再建されました。

現在の伽藍はそのほとんどが1633年に再建されたものです。1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました。

 

概要

宗派                     :北法相宗(大本山)

開基                     :延鎮上人

御本尊                 :十一面千手千眼観世音菩薩

創建                     :宝亀9年(778)

本尊真言             :おん ばざら たらま きりく

ご詠歌                 :松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん

納経時間       :  8:00-18:00 もしくは 18:30 (コロナの影響や夜間拝観などもあり詳細はホームページで最新情報を確認いただくのがベストです。

基本的に私は、9:00-16:00までには頂くけるようにスケジュールしますが、どうしても都合でぎりぎりになる場合には個別に最新情報を確認しています。)

特徴                     :広隆寺、鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ京都では数少ない寺院の1つで、修学旅行の学生で賑わう

 

御朱印とご詠歌

ご詠歌 :松風や 音羽の滝の 清水を むすぶ心は 涼しかるらん

音羽の滝(清水寺の開創の起源であり、寺名の由来となった瀧、境内にあります。)の流れる清らかな水の観音霊場を訪ねて観音様とご縁を結んだ心は、清く涼しい心持ちに

なるであろう

朱印

「大悲閣」と揮毫されています。「大悲」は慈悲に由来しており、ご本尊である観音様の心のこと。「閣」は建物

一般には、「大悲閣」=「観音堂」の意味であると表現されています。

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境内ツアー

左に「仁王門」、右手前「西門」、右の奥に「三重塔」

「仁王門」:重要文化財。真っ先に目に飛び込んでくる朱塗りの建造物群。「仁王門」は16世紀初めの室町時代に再建されたもので、「赤門」とも呼ばれています。

この階段を上って境内に向かいます。門のところには、左右に鎌倉時代末期の金剛力士(仁王さま)像が安置されています。

多くの堂宇が焼けた寛永6年(1629年)の大火をまぬがれた建造物の1つ。

「西門(さいもん)」:重要文化財。寛永8年(1631年)再建。写真のように、仁王門をくぐって右方の小高い位置に建つ。

西山に沈む夕日を見ながら西方極楽浄土を観想する日想観の聖所。

日想観:時と場所を選ばないもっともシンプルな修行法です。西の空に沈む夕暮れの太陽を見つめ、朱く染まった空に極楽浄土を想うだけで、観音さまの教えを体感することができます。(清水寺ホームページより)

 

仁王門の手前に点を仰ぎ見るように前脚をピンッと伸ばして立つ姿が凛々しく、立派です。

 

仁王門を境内側から京都の街を見下ろしてみました。少し曇り気味でしたのでモヤがかかって見えましたが絶景でした。

仁王門の境内側の姿。

仁王門の境内側から御簾を通して京の街を一望してみました。

 

「三重塔」:重要文化財。火災によって消失し、寛永9年(1632年)に再建されました。仁王門から進んで参りますと、西門の奥にに建つの塔。高さ31メートル。

内部には密教の曼荼羅世界が造形されて、中央には大日如来が安置されているそうです。

 

「経堂(きょうどう)」:重要文化財。仁王門から進むと、三重塔の更に奥、拝観券購入よりも前にありますので私もサッと通り過ぎるだけの建物でした。

当日は、金剛仏子「西村公泉展」(終了しております。2021/10/10-10/16)をやっていましたので迫力に見入りました。

合わせて経堂の存在を意識しました。毎年2月15日の涅槃会は、ここで行われます。

 

 

開山堂(田村堂):重要文化財。内部にはお厨子の中に坂上田村麻呂・高子夫妻像が安置されているそうで、そこから「田村堂」との名称が付いています。

行叡と延鎮の像も祀られており、いずれも清水寺創建に関わる人物で、開山堂にふさわしいお像の安置です。通常は非公開なのは残念です。

 

「本堂」:国宝。

本堂から張り出した「舞台」の高さは約13メートル。これは4階建てのビルに相当します。本堂は音羽山の急峻な崖に建築されています。

これは「懸造り(かけづくり)」と呼ばれる日本古来の伝統工法で、格子状に組まれた木材同士が支え合い建築が困難な崖などでも耐震性の高い構造をつくり上げることを可能にしています。

舞台を支えているのは、床下に建てられた18本もの柱です。樹齢400年以上の欅を使い、大きいもので長さ約12メートル、周囲約2メートルを超える柱が整然と並んでいます。

その縦横には何本もの貫が通されています。木材同士をたくみに組み合わせたこの構造は「継ぎ手」と呼ばれ、釘を1本も使用していません。

現在の舞台は1633年に再建されたものです。歴史上、幾度もあった災害にも耐え、今も日々多くの参詣者で賑わう舞台を支え続けています。

ことわざの語源

日本には「清水の舞台から飛び降りる」ということわざがあります。

切り立った断崖に張り出している清水寺本堂の舞台から飛び降りるほどの覚悟で物事を実行する決意をあらわした言葉です。

清水寺の舞台が、古くから高層建築物の代名詞として日本国中に普及していたことがうかがえます。

これは、清水寺が観音霊場として庶民から篤く信仰され、親しまれていたため。「清水の舞台」は今も昔も知らぬ人のいない名所なのです。

清水寺ホームページより)

高さ13メートル、広さは、190平方メートル(100畳)

人がほとんどいないとその広大さを実感します。

修学旅行生がたくさん。

清水の舞台を下から眺めたところ。

 

紅葉時期の本堂の舞台近辺(2020年11月27日撮影)

紅葉時期の本堂の舞台近辺(2020年11月27日撮影)

釈迦堂:重要文化財。寛永8年(1631年)再建

阿弥陀堂:重要文化財。寛永8年(1631年)再建

 

アクセス(難関度2)

公共交通機関でのアクセス難関度(10段階で評価。難関度10が最も行き難く、難関。伊丹空港からの行きやすさを基準としています。乗り換え多さ、徒歩時間の長さなどで

主観的な目安としての難関度を記載)

・徒歩時間が長い。ただし途中には賑やかな参道なので店を覗いて、買い物でもしながらいくとアッという間に到着します。

JR京都駅から

京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分

京都バス(土・休日のみ運行)18系統・大原ゆきで五条坂下車、徒歩10分

阪急電鉄 河原町駅(四条河原町)
京阪電鉄 祇園四条駅から

京都市交通局(市バス)207系統・東福寺・九条車庫ゆきで清水道下車、徒歩10分

京阪バス83・85・87・88系統などで、清水道または五条坂下車、徒歩10分

京阪電鉄 清水五条駅から

約徒歩25分

京阪電鉄 七条駅から

京都市交通局(市バス)206系統・東山通北大路バスターミナルゆき、100系統清水寺祇園 銀閣寺ゆきで五条坂下車、徒歩10分

境内には駐車場はありません。

 

 

 

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