何度も参拝していますが、今回は、西国三十三所観音巡礼 第十八番札所としての参拝。
頂上寺(六角堂)の歴史
淡路島に漂着した如意輪観音像を念持仏としていた聖徳太子は、用明天皇2年(587)、四天王寺建立の材木を求め、京都盆地を訪れました。
太子が池で身を清めるにあたり、念持仏を木に掛けたところ動かなくなり、この地にとどまって人々を救いたいと太子に告げたため、
六角形の御堂を建てて安置したといわれます。
正式な寺号は頂法寺ですが、御堂の形から「六角堂」「六角さん」と呼ばれ、親しまれています。門前を東西に走る道も六角通りといいます。
概要
宗派 :天台系単立
開基 :聖徳太子
御本尊 :如意輪観世音菩薩
創建 :用明天皇2(587)年
本尊真言 :おん ばだら はんどめい うん
ご詠歌 :わが思う心のうちは六(むつ)の角 ただ円(まろ)かれと祈るなりけり
納経時間 : 8:30-17:00
特徴 :本堂の形が六角形であることから、「六角堂」の通称で知られています。華道家元池坊が住職を務め、いけばな発祥の地としても抜群の知名度です。
御朱印とご詠歌
ご詠歌 :わが思う心のうちは六(むつ)の角 ただ円(まろ)かれと祈るなりけり
「六の角」とは、六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)によって生ずる六欲のことです。
これらを捨て去って角を無くし、まろかれと(円満になるようにと)祈るのであった。
境内ツアー
烏丸通りから少し狭い六角通りに入っていくと正面の門の前にでます。
六角形の本堂
明治10年(1877)の再建で、下の写真は、正面の拝堂になります。
本尊は聖徳太子の念持仏と伝える如意輪観音坐像で、秘仏とされており、厨子の前に御前立が安置されています。金網で囲われていますので御前立もかすかに拝めるくらいです。
平成31年(2019年3月)、本堂及び拝堂とともに京都市指定有形文化財に指定されています。
「華道発祥の地」と堂々とした書体で書かれています
西国三十三所観音巡礼 第十八番札所の寺標
境内の中の離れたところから六角堂をみました。
奥に白っぽい10階建てのビルが見えます。京都の中心地にあるので仕方ありませんがビルに囲まれた感じで、ちょっと残念です。
WEST18 というビルで、西18番札所であることに因んでいるそうです。
一基外付けのエレベーターがあります。展望エレベーターとなっており、六角堂の特徴的な屋根を上から見ることができるようでしたが、
当日は上りませんでした。機会あれば乗ってみてください。
六角形をしているようすが言われてみればわかる。。。という感じです。周囲をグルッと回ればはっきりと六角形を感じることができます。
手水舎と十六羅漢様
羅漢
仏の教えを護り伝えることのできる優れた僧侶に与えられた名前です。
十六というのは、方位の四方八方を倍にした数で、あらゆる場所に羅漢がいることを意味しています。
六角堂の十六羅漢は、「和顔(わげん)愛語(あいご)」を実践し、いつもにこにこしています。
いつも優しい顔つきで、穏やかに話をするように心がけてさえいれば、必ず良い報いがあるという教えです。
一言願い地蔵様
首をかしげているのは、お悩みになっているのではなく、願いにきた人の願いを聞き入れようかどうしようかと考えていらっしゃるそうです。
願う人の信心次第で願いがかなうかどうかです。欲張らず1つだけ願いをお願いします。
人々の暮らしや子供を守ってくださるお地蔵さん
不動明王
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アクセス
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- ・阪急京都線「烏丸」駅21番出口から徒歩5分
「京の台所」錦市場から徒歩6分
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