5月の最終週、汗ばむほどの気温(31℃)の中、水神神社(すいじんじんじゃ)に参拝。
長崎県長崎市本河内にある神社で、長崎市内の諏訪神社・伊勢宮神社・松森天満宮の長崎三社に、中川八幡神社と水神神社の二社加えた長崎五社のうちの一社です。
御祭神
彌都波能賣大神(みずはのめのおおかみ)
伊耶那美神が迦具土神を生み、陰部を焼かれて病み臥した際に生まれた神々の中で尿から生まれました。ミズハのミを水と解して、水つ早、つまり、井戸の神、あるいは水つ走の意と取り、田に水を引く灌漑の水の源(川の神)として神格化さえてきたものと考えられています。(もちろん諸説あります)
御由緒寛永年間(1624年-1645年):出来大工町に祠を建立 明暦年間(1655年-1657年):炉粕町に移転 元禄7年(1694年):社殿を建立 享保4年(1719年):水神祭が始まった。祭日は5月29日 元文4年(1739年):水源の涵養と河海の災害とを祓う趣旨で社地を八幡町倉田水樋の水源である銭屋川の畔に社殿を移転 大正9年(1920年)11月:社地周辺に人家が密集し神域として不適当となり本河内水道の水源である現在地に移転
御利益水の神様です。水に関わることなら聞き入れていただける感じがしました。近くに 本河内低部貯水池もありますし。また、カッパの伝説でも有名です。(後ほどご紹介します)
御朱印いただくことは可能です。宮司さんがご不在の時には書き置きもあるようです。 私がお伺いした時には、社務所のベルを2度鳴らしまし、しばらくお待ちしておりましがお出かけされていたようで御朱印をいただくことはできませんでした。 ご在宅で御朱印をいただければそれに越したことはありませんが、これもそういう巡り合わせ・タイミングだったものと諦めることにしています。 電話してご在宅のタイミングを伺うことも悪くはないのでしょうが、旅行中で限られた時間に限られたタイミングでしか伺うことができないので仕方ありません。 ご自宅兼社務所になっていました。犬を飼われているようで、チャイムを鳴らすと中から犬の吠える声が聞こえてきました。 5月後半の好天の日でしたので、緑が鮮やかで清々しい空気が流れていました。
境内ツアー(見どころ案内)手水舎コロナ対策とやはり水を大切にされているのでしょう、蛇口から直接手を清めるのではなく、竹筒を通した水でお清めです。風情があります。 狛犬さん拝殿コロナの落ち着きと共に、本坪鈴が使えるようになってきました。 拝殿の前に吊り下げてある鈴を、本坪鈴(ホンツボスズ)といいます。参拝の合図お知らせではなく、鈴の清々しい音色を神様にお供えし、神様の御心をお慰めし、 参拝する方も清らかな心になるためです。 出典: 拝殿内部には、「水神宮」の大きな扁額があり綺麗に整備されていました。
かっぱ石拝殿に向かって右奥に小さな看板で、「かっぱ石 ←」と書かれています。 拝殿の裏の方に進む感じで階段を上っていきます。
メモ 上記の写真に記載されている「かっぱ伝説」は、簡単にご紹介すると以下のような内容になります。 中島川に「かっぱ」が住んでいました。 当時の中島川は清流で付近の人は飲み水にも利用していました。 近くに人家が多くなり、生活用水や汚物を川に流したり捨てたりしたため 清流にしか住めない「かっぱ」は生活できなくなり、たびたび人間にわるさをするようになりました。 そのため神官は、川を汚さないように役所に願い出るようになります。 また、毎年5月の良い日を選んで河童達には神社に招きご馳走していたそうです。 神官には柔らかく煮た本物のタケノコを、「かっぱ」達には古い竹を輪切りにしたものを皿に盛って出したそうです。 旨そうにタケノコを食べる神官を見て「かっぱ」も食べようとするが歯が立たない。 「楽々と食べる人間を見て、何と歯が強いのだろう」と驚き敬服したそうです。 人間に対するわるさもなくなり、また付近の人たちの協力で川もきれいになりました。
御本殿拝殿のちょうど裏側に小さな石の鳥居があり、そこを通り抜けると、御本殿らしきお社が現れます。
神社ではよくあることですが、この近辺でも猫がお散歩していました。
アクセス〒850-0012 長崎県長崎市本河内1丁目8−11 駐車場:あり 電車:長崎電気軌道株式会社 (路面電車) 私は、「長崎駅前」から 3系統の終点「蛍茶屋」駅まで行きました。 のんびりした乗り心地と旅情を楽しみ、長崎の市街地を堪能するには最高の乗り物です。本数も頻繁に走っていますので色々と観光される方は1日乗車券の購入を 強くお勧めします。 大人:600円、子ども:300円です。単発で乗車すると1回一律で、140円ですので5回以上乗られる方はお得ですし、小銭しか使えないので両替の不便さを 考えると、買って損はありません。 ただ、車内では販売していませんので宿泊先のホテルや営業所・観光案内所などで購入が必要です。 私は、乗り換え案内で有名な「ジョルダン」で有名な「ジョルダンモバイルチケット」をスマートフォンで購入しました。 詳細は以下のリンク先をご参照ください。
|